Creators/注目のクリエイター

至高の審美眼と感性でプロデュース
クリエイターが集う自由な学び舎

立石 光夫さん

Profile/プロフィール
立石 光夫さん Teruo Tateishi
東京藝術大学大学院油画専攻卒業。高等学校、デザイン専門学校、美大予備校での指導を経て、1985年よりユザワヤ芸術学院学院長。ユザワヤのデザイン統括も兼務する。実用的本特許、実用新案など多数取得するクリエイティブな感性で、手作り作品を評価している。また、人と人を優しく温かい心でつなぐ、ハンドメイドの和を広めるべく、日々作家たちを激励し、多くの指導者を育てている。

ユザワヤ芸術学院の取り組みについて教えてください。


学院長:
当学院は、あらゆる“もの作り”を楽しむためのカルチャースクールです。全国に8校あり、手芸からビーズ、織物など講座の種類は100以上あります。個性豊かな講師の元で、生徒の皆さんは和気あいあいと日々創作に取り組んでいらっしゃいます。また、ユザワヤ店舗にはありとあらゆる制作のための素材が揃っていますので、材料を手配する手間もかかりません。もの作りのための環境がしっかり整っているところも、当学院の特色ですね。

ユザワヤ芸術学院では、個々の教室の仕切りがなく、全ての講座を1つの部屋で行っているそうですが、その理由を教えていただけますか。


学院長:
受講している講座以外の、さまざまな講座にも目を向けていただくことが目的です。創作の様子を目の当たりにすることで、「あれはなんだろう?」「楽しそう!」という気持ちが湧けば、自然と他のジャンルへのものづくりの興味も広がりますよね。また、作品を作るにあたって、第三者の目を通して見てもらうことは、大きな喜びとなります。隣の席に座った方に「あなたの作品、素敵ですね」と褒められることでモチベーションが上がり、更なるレベルアップに繋がるのです。

また、当学院では作品の発表の場として「ユザワヤ創作大賞展」を開催しています。コンテストは2年ごとに開催していますが、作品が評価される喜びと共に、他者の作品からも刺激を受ける絶好のチャンス。毎年あらゆるジャンルから数千点ものご応募をいただき、おかげさまでとても盛況です。

最後に、ものづくりに興味を持たれている初心者の方にメッセージをお願いします。


学院長:
これまでに15万点以上の手作り作品を拝見してきましたが、全ての作品はそれぞれに異なる魅力を放っています。同じものは1つとして存在しない、そのオリジナリティが手作りの醍醐味。作り手の想いと見る側の想いは時として重ならないこともありますが、講師や周りの方のアドバイスを取り入れつつも、世界に1つだけの自分の作品に自信を持ち、楽しみながらもの作りを続けていただきたいです。当学院には、それぞれの個性を尊重し、新しい風を受け入れる自由な空気が流れています。本当の創作の喜びに出会いたい方は、ぜひ当学院を一度訪れてみてください。

Information/関連情報

  • [関連書籍]
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